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プレスリリース
2009.04.11
第10回札幌大学孔子学院講演会「養生~生命を養う中国の伝統思想」を開催します
札幌大学孔子学院では、4月25日(土)午後2時から、張偉雄学院長が講師となり「養生~生命を養う中国の伝統思想」をテーマに、第10回札幌大学孔子学院講演会を開催します。
講師 | 張 偉雄(札幌大学孔子学院学院長、札幌大学文化学部教授) |
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日時 | 平成21年4月25日(土)14:00~15:30(当日の受付開始:13:30から) |
会場 | 株式会社 キャリアバンク セミナールーム (札幌市中央区北5条西5丁目7 sapporo55ビル 5階) |
受講料 | 無料 |
定員 | 70人(先着順) |
申込期限 | 4月22日(水)18:00必着 |
申込先 | 札幌大学孔子学院(札幌大学サテライトキャンパス) Tel.(011)272-1600 Fax.(011)272-1606 |
【講演要旨】
紀元前四世紀後半の中国の思想家荘子の記した「養生主」には、文恵君が料理人の牛の解体を見てその技に感心し「養生」の極意を悟ったという話があります。これは「無為自然、極意の到達は最大の養生である」との考えを示したものです。荘子のこの考えは、現代の「カンフー?気功」にもつながるものです。中国?広東では武術一般を「功夫 Kung fu」と呼び、「カンフー」は、ある目標を目指して一心に精進努力することを意味しています。その基本は結果としての「強さ」よりも鍛錬の精度、プロセスを重視し、弛まぬ鍛錬、極意の到達を目指すものです。この目指す過程?プロセスは同時に、内面と外面、人間と自然の調和を追及するものであり、生命を養い、最善な精神的、肉体的な境地を作り出すものです。本講演は中国の伝統思想と現代の功夫との繋がりを探ります。
【講師紹介】
張 偉雄(ちょう?いゆう)
札幌大学文化学部教授、札幌大学孔子学院学院長、日中関係学会理事、北海道日中経済友好協会理事
広東外語外貿大学日語学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了
1998年4月、札幌大学文化学部教授に赴任(2005~2006年度は学部長)
2006年11月、札幌大学孔子学院設立と同時に学院長に就任(兼任)
専門分野は、比較文化、比較文学、日中関係、東西交流、日中文化交流など。